史跡 上牧久渡古墳群 町が適切な指示行わず 一部損壊
2025.11.04 17:40

- 上牧町にある史跡・上牧久渡古墳群の公園整備で町が適切な指示などを行わなかったため、史跡の一部を損壊したことが分かりました。
- 上牧町の会見
- 「痛恨の極みであります今回深くお詫びを申し上げます申し訳ございませんでした」
- 上牧久渡古墳群には古墳時代初頭から飛鳥時代まで8基の古墳があり中国製の鏡などが見つかっています。
- 町によりますと史跡公園整備のために行った工事で文化庁の承認を受けずに重機の作業スペースを確保するために現状を変更し、傾斜地の一部を削る工事を進めたといいます。
- その結果、古墳に関わる可能性のある石の一部が出土していたことが判明、その後の県と町の調査で、これまで見つかっていなかった古墳の墳丘とみられる一部を削っていたことが明らかになったということです。
- 町は認識の甘さが原因だとしています
- 上牧町 阪本町長
- 「上牧町のみならず、本来の文化財保護整備事業に対する信頼を揺るがしかねず。痛恨の極みであります。」
- 文化庁は、古墳とみられる部分について工事前の状況に戻すことを求めているということです。
