実技指導で生徒の肌に直接触れる 県教委 盲学校の男性教諭を停職処分
2025.10.10 19:00
- 生徒に実技指導する際、直接肌に触れる行為をしたとして、県教育委員会は県立盲学校の男性教諭を10日付けで停職6カ月の懲戒処分にしたと発表しました。

- 県教委によりますと、県立盲学校に勤める47歳の男性教諭は、2025年8月、マッサージなどの実技を伴う補習授業中に、二人きりの状況で生徒をうつ伏せに寝かせ、腰から背中、首筋にかけて直接肌に触れてマッサージをするなどしたといいます。生徒は精神的な苦痛を感じて体調不良を起こし、数日間、学校を休んだということです。盲学校では、密室状態での1対1の指導や、肌に直接触れることなどを禁じており、教諭は県教委の聞き取りで「熱心に指導しようと思ってやった」と話し、反省しているということです。県教委は10日付けで、この教諭を停職6カ月、校長を文書による訓告処分としました。

- 県教委 教職員課 南則行 課長
- 「教育への信頼を損なう絶対にあってはならない重大な行為と考えます。今後、このようなことが起こらないようさらに綱紀の粛正を図り、信頼回復に努めてまいりたいと考えております。」
