県消防学校移転整備に向け 山下知事が県内外の消防学校を視察
2025.07.02 18:01
- 県消防学校の五條市県有地への移転整備に向け、山下知事が宇陀市の県消防学校と和歌山県消防学校を視察しました。

- 現在宇陀市にある県消防学校については、五條市の県有地に整備予定の「南部中核拠点」に約4.4ヘクタールの規模で移転する構想が示されています。
- 視察は新たな消防学校の基本計画策定に向け行われました。現在の県消防学校は、敷地面積が約1ヘクタールで、ほとんどの建物が1973年に設備され、老朽化などが課題となっています。視察では、救急訓練を行う場所や、機材を収納する場所、訓練に使う消防車などが確認されました。
- 続いて視察した和歌山県消防学校は、2017年に整備された関西圏で最も新しい消防学校で、敷地面積は約4.5ヘクタールあります。水害や、土砂災害などの現場を再現できる設備がありより実践的な訓練ができるほか、屋内でも放水が可能で、天候に左右されずに訓練を行うことができます。
- 山下知事
- 「和歌山県消防学校の施設の優れた特徴を(新たな県消防学校に)取り入れていきたい。消防学校で研修される人は私たちが事件事故にあったときに命を助けてくださる人なのでそういった人が誇りを持って訓練できるような施設を作る責任があると思った」
- 新たな県消防学校の整備については、1日の視察などをもとに県が今後基本計画を策定するということです。
