防災・地域活性化に期待 川西町「保田遊水地」運用前に式典
2025.05.26 17:54
- 川西町で整備された新たな遊水地が6月から運用されるのを前に、記念式典が行われました。

- 川西町で運用を開始する「保田遊水地」には、大和川の氾濫による洪水を防ぐ機能と、堤防の内側にある地域でたまった雨水が排出されずに浸水する内水被害を防ぐ機能が盛り込まれています。大和川で外水・内水の両方に対応する遊水地は初めてだといいます。
- 戦後最大規模と言われる昭和57年の大和川大水害では現場の周辺だけでも約15ヘクタールが浸水被害にあったといいますが、遊水地の運用によって、同規模の水害が起きた際の浸水被害範囲は約9ヘクタールに抑えられると想定されています。また、平常時はインラインスケート競技場を中心とする施設として活用されます。式典には行政や整備の関係者など約100人が出席し、山下知事が「大雨の際には地域を守り晴れた日には周辺の皆さんから親しまれる施設になって欲しい」と期待を込めました。
- 式典の後は川西町に本社を置くGMB株式会社が車の部品がモチーフのキャラクターをデザインしたオリジナルベンチを寄贈しました。
- 寄贈された7台のベンチはインラインスケート競技場に設置されるということです。
- 防災と地域活性化の両方の役割が期待される保田遊水地は6月1日から運用を開始します。
