広島に原爆投下80年 奈良市で「平和の鐘」
2025.08.06 18:15
- 広島に原爆が投下されてから80年の6日、奈良市役所や市内の寺院では「平和の鐘」が鳴らされました。

- 広島に原爆が投下された午前8時15分、市役所屋上に仲川市長をはじめ戦没者の遺族でつくる団体の代表らが集まり鐘を打ち鳴らしました。
- 仲川市長は、80年という節目に触れ「原爆や戦争の記憶をしっかりと次の世代に引き継ぐことが重要」と語りました。
- また、節目の今年は、市役所の平和祈念碑の前で広島市で被爆した樹木の2世の苗木を植樹する式典が行われました。
- 奈良市遺族会の副会長を務める古木美治さんは父親が戦死し、自身も空襲にあった経験を踏まえ、平和への願いを込めました。
- 市遺族会副会長 古木 美治さん
- 「(戦争)の恐ろしさというのは、自分が実際体験してはじめてわかるわけでね。そういうのはやっぱり伝えていきたいなと思っております」
- 市では長崎に原爆が投下された8月9日の午前11時2分にも市役所と市内の寺院で「平和の鐘」を鳴らすということです。
