香芝市二上山博物館 夏季スポット展「大和のモノづくり~酒にちなむアレコレ~」
2025.09.05 18:27
- 日本酒発祥の地とされる奈良の酒造りにスポットをあてた企画展が今、香芝市で開かれています。

- この企画展は2024年、日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、奈良の酒造りについて知ってもらおうと開かれたものです。香芝市内には、江戸時代から続く「澤田酒造」と、明治時代創業の「大倉本家」の2つの酒造会社があり、展示ではこれらの会社が所有する桶や杓(しゃく)など、古くから使われていた酒造りの道具が紹介されています。

- 道具は時代とともに、木製からアルミ製へと変わっていきますが、その形は現在にも受け継がれていることがうかがえます。そのほか、国の重要無形民俗文化財「吉野の樽丸製作技術」も紹介されていて、酒を入れる容器=樽丸作りを体験するコーナーも設けられています。

- 道具や史料を通して奈良の酒造りを知ることができるこの企画展は、9月21日まで開かれています。