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奈良のニュース
安倍元総理銃撃事件 被告人質問1日目の主なやり取り 山上被告は何を語ったのか
2025.11.20 20:18
 20日、開かれた第10回公判は、山上徹也被告(45)の初めての被告人質問が行われました。

 弁護側と山上被告との主なやり取りは以下の通りです。いずれも質問は弁護側です。


山上被告、一礼してから証言台の前の椅子に座る。

Q.年齢はいくつですか?

―45歳です。

Q.自分は45歳まで生きていると思っていましたか?

―いや、生きているべきではなかったかと思います。

Q.それはどうしてですか?

―このような結果になってしまい、大変ご迷惑をおかけしているので。

【家族について】

Q.先日の証人尋問で母親が証言しました。どう思いましたか?

―相変わらずだなと思いました。非常にマイペースといいますか、はい。

Q.母が裁判所に出廷し、この場で証言してくれたことについてはどう思うか?

―非常につらい立場に立たせてしまった。母の信仰を理由として事件を起こしておりますので、母もその責任を感じている。

Q.母はどんな人ですか?

―基本的には悪い人間ではないと思っているが、旧統一教会に関することでは、理解しがたい面が多々あった。

Q.母が旧統一教会に入信したことについてどう思いましたか?

―あれほど多額の献金さえなければ、それでよかったと思う。

Q.先日の証人尋問で妹が証言しました。どう思いましたか?

―自分の覚えていない細かいところをよく覚えているなと思いました。

Q.妹が証人としてきたことについてどう思いますか?

―非常につらい思いをさせたと思います。

【山上被告の高校時代について】

Q.勉強はしていましたか?

―ほぼなにもしておりませんでした。

Q.進学校に入部し、ほかの生徒と比べてどう思ったか?

―進学校に進む生徒は勉強の環境が整っている家庭がほとんどだと思います。自分だけが中学2年生の時に変わってしまったので、周りとは違うなと思っていました。

Q.先生に相談はしなかったのですか?

―学校の教師の領分ではないと思っていました。

【旧統一教会と山上被告について】

Q.旧統一教会の施設に行ったことはあるか?

―新大宮にある教会に1泊2日か2泊3日でセミナーに行ったことがある。母親の勧めだったと思います。

Q.反抗はしなかったのですか?

―しつこく勧められると断り切れないという状況でした。

Q.高校を卒業したころ自宅の押し入れには何がありましたか?

―旧統一教会の霊感商法の本、朝鮮ニンジンのエキス、壺のようなものが大量にあった。

Q.高校を卒業した年に母と一緒に韓国へ行っていますよね。なぜですか。

―母の強い勧めがあって断りきれなかったということです。

Q.韓国ではどんなことをしましたか?

―お堂のようなところで、大勢で体を叩いたりしていたのを覚えています。

Q.他に統一教会の関係する施設に行ったことはありますか?

―大阪のJRの環状線のどこかにあるビデオセンターに勧められて通ったことがあります。

Q.勧めたのは誰ですか?

―母親と実家に出入りしていた信仰仲間のおばさんの強い勧めで。

【家庭の経済状況について】

Q.自分の役割はどんなふうに感じていましたか?

―祖父が死んでから一家の経済状況は長く続くものではないと思っていた。妹はまだ高校生で、兄と妹を養うだけの経済力が母親にないと思っていたので、母親を助けないといけないと思ったが、それに対する反発がありました。

 次回の裁判は25日に開かれ、引き続き被告人質問が行われる予定です。