奈良の教育力強化を目指して 県教委 新たな教員採用の取り組み発表
2025.10.30 19:07
- 民間で培った知識や技術を教育現場に注入し、奈良の教育力強化を目指そうと、県教育委員会は、筆記試験のない新たな社会人教員の採用を決め、30日から募集を始めました。

- スペシャリスト教員の採用は、専門的な資格や実績のある社会人に、知識や経験を活用した指導を行ってもらい、児童・生徒やほかの教員の学びを高めて奈良県の教育力の充実を図るものです。
- 募集するのは、民間企業や研究機関などで専門の業務に携わる人材で、活躍の場は、スーパーサイエンスハイスクール指定校や、情報・工業・農業学科のある高校のほか、特別支援学校や、義務教育現場での日本語指導などです。

- 任期は3年間で筆記試験はなく、合格者には県内のみ有効な特別免許が与えられ、任期の後も、面接試験を経て県内の教員であり続けることができるといいます。
- 県教育委員会 大石教育長
- 「その方が持っておられる人間的なつながりとか、さまざまな研究機関であったり、企業であったりとのつながりを、(教育の中で)充実させていただけるのではないかと期待しております」

- 県教委によりますと、任期を設けた社会人の採用は、全国初ということです。