安倍元総理銃撃事件 山上被告 8回目の公判前整理手続き
2025.09.05 18:31
- 3年前、奈良市で安倍元総理が銃撃された事件で、殺人などの罪で起訴された山上徹也被告の8回目となる公判前整理手続きが行われました。

- 公判前整理手続きは裁判所、検察官、弁護人の3者が集まり裁判が始まる前に事件の証拠や争点などを確認するものです。関係者によりますと、5日の手続きは午前10時10分過ぎに始まり山上被告本人も出席して約1時間かけて行われました。弁護団によりますと公判の日程や審理の内容、証人の採用について協議が行われたといい、次回の手続きが最後になるのではとしています。
- 山上被告の弁護団
- 「(山上被告は)落ち着いた様子でメモをとりながら真剣に話を聞いていたというところはいつも通りです。」

- 起訴状によりますと山上被告は2022年7月近鉄大和西大寺駅前で街頭演説中だった安倍元総理を、手製のパイプ銃で銃撃し殺害したなどとされています。山上被告は母親が多額の献金をした旧統一教会に恨みを持っていたとされており、公判では情状面や手製のパイプ銃の殺傷能力などが争点の中心になる見通しです。

- 初公判は10月28日に行われます。