東大寺の参道で歩行者はね2人死傷 過失運転致死傷の男に執行猶予付き判決
2025.05.14 18:50
- 2024年2月、東大寺参道で車の操作を誤り歩行者2人を死傷させた過失運転致死傷の罪に問われた男の裁判で、奈良地裁は14日、執行猶予付きの判決を言い渡しました。

- 判決文などによりますと、奈良市在住の無職・池永明被告80歳は、2024年2月、東大寺の参道で車のブレーキとアクセルを踏み間違えて歩行者2人をはね、このうち台湾出身の男性1人を死亡させたとされています。14日の裁判で、奈良地裁の岡田卓裁判官は、「観光客らでにぎわう歩行者用道路で自車を暴走させ過失の程度も大きいといわざるを得ない」と指摘しました。
- 一方で、「反省の態度を示している」などとして、検察側の禁錮3年6カ月の求刑に対し、池永被告に禁錮3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
