県内経済情勢報告 １１期連続「持ち直している」
2025.05.13 19:07
- 奈良財務事務所は、４月判断の県内の経済情勢について「持ち直している」として、前回判断を据え置きました。
- 奈良財務事務所では３カ月に１度、県内経済の情勢について発表しています。それによりますと、個人消費については緩やかに回復しつつあるとしました。
- インバウンドの増加などに伴い医薬品や化粧品を中心に堅調に推移しているとした一方で、物価上昇による消費者の節約志向の高まりは継続しているとしました。
- また、生産活動についてはＥＶ関連投資の縮小に伴う影響を受けているとの声があるものの、化粧品や日用品向けのプラスチック容器の受注が増加しているなどとして足踏みの状況にあるとしました。これにより、全体では、１１期連続で「持ち直している」として、前回判断を据え置きました。
- 奈良財務事務所は先行きとして「雇用・所得環境が改善し、持ち直していくことが期待される。物価高の影響で消費者の節約志向が高まる中、消費者マインドがどう変化していくのか見極めが必要」としています。
