奈良市内の里山 小学生が古代米の稲刈り体験
2025.10.09 18:35
- 奈良市内の里山に整備された田んぼで、地元の小学生が、授業の一環で植えた稲を収穫しました。

- 夏の猛暑に負けず、立派に実った稲穂。稲刈りを体験したのは、奈良市立佐保台小学校の5年生です。
- この田んぼは、里山の保全を通じて日本の原風景の再生に取り組む「奈良・人と自然の会」が整備しています。
- 社会科の授業で農業生産などを学んだ子どもたちは、2025年の6月、古代米「さよむらさき」の苗を植え、稲は会のメンバーが大切に育てました。
- 子どもたちは、教わった通りに鎌を使って刈り取り、束ねた稲をはさがけしていくと、日本の伝統的な稲作風景が広がりました。

- 収穫した稲は、2週間ほど天日で乾燥させたあと脱穀して精米され、11月の給食で全校児童が食べる予定です。
- 稲刈りを体験して―
- 「やってみたらちょっと楽しかった。(手応えは)サクっときたから気持ちよかった」
- 「5年生が(稲刈りを)頑張ったということを考えながら食べてほしい」
- 「仲間と協力することがよかった。農業の人を見てやりたくなった」
