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奈良のニュース
高松塚古墳壁画の展示施設建設に向け 文化庁の検討会が意見交わす
2025.06.19 19:09

 国宝の高松塚古墳壁画などの保存・活用を考える文化庁の検討会が19日、明日香村で開かれ、委員らが新しい展示施設について意見を交わしました。


 19日は、有識者でつくる文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」の委員らが、高松塚古墳の壁画の修理施設を訪れ、現状を視察しました。


 高松塚古墳では、1972年に「飛鳥美人」の名で知られる極彩色の壁画が発見されました。しかし壁画は、カビなどの被害で劣化が進んだことから、石室ごと取り出して仮設の修理施設で保存されています。

 文化庁では、壁画を保存・展示する新たな施設を、2029年度の開館を目指して整備するとしていて、2025年度からは施設の基本設計などの策定に取り組むとしています。


 新しい施設の整備に向けては、壁画の長期的なメンテナンスの手法の検討のほか、建設工事や壁画の移動によって生じる振動が、どのような影響を与えるかなどが課題となっています。

 委員からは、古墳や壁画への理解が深まるよう展示方法を工夫することなどの意見が出されました。

検討会 和田晴吾座長

「いよいよ本格的に、保存と活用の具体化に向けて動き出すという実感を持っています」