2023年より減少も 奈良県の合計特殊出生率 下落幅改善
2025.06.19 19:07
- 1人の女性が生涯に産む子どもの数「合計特殊出生率」について、2024年の奈良県の出生率は、2023年より減少したものの、下落幅は改善したことが分かりました。

- それによりますと、2024年の奈良県の合計特殊出生率は1.19で、全国平均の1.15を上回りました。前の年からの下落幅は0.02と、全国で3番目に小さいということです。
- 県では、社会全体で子育てを支援するための戦略を策定するなど、継続的に少子化対策に取り組んでおり、19日の定例会見で山下知事は今回の結果について、次のように述べました。
- 山下知事
- 「引き続きアクションプランに基づきまして、全庁横断的に子ども子育て支援の施策を、推進してまいりたい」

- 一方で、合計特殊出生率の全国順位で奈良県は30位と低く、出生数についても2024年は、6697人と過去最低を更新しています。

- 県は2025年度、若者の意見を直接聞く取り組みなどを進めるとしています。