吉野杉の葉で杉玉づくり
2025.11.25 17:23
- 酒蔵などの軒先に吊るされる杉玉をつくる催しが、24日、吉野町で開かれました。

- 会場となった部屋の中は、青々とした杉の葉のさわやかな香りに満ちていました。
- 杉玉づくりは、奈良市内で酒店を営む男性らが10年以上続けているプロジェクトの一環です。メンバーは、田植えから稲刈り、酒蔵の作業体験などを通してオリジナルの酒をつくっていて、24日は、酒造りと関わりの深い杉玉づくりにチャレンジしました。酒蔵などでこの時期に新調される杉玉は、大神神社が発祥とされています。そして、その御神体である三輪山の杉が吉野地方に植林されたのが、吉野林業のはじまりとも言われています。
- そこで、メンバーは吉野杉の葉で杉玉を作ることにこだわり、林業の関係者とつながって伐採された杉の葉を調達したといいます。
- こうした交流から、将来的には吉野で杉玉をつくるという文化への広がりにも期待を寄せています。
- 自分たちのお酒造りプロジェクト 木寅 伸一さん
- 「吉野杉の葉っぱでつくる杉玉というのは、すごく意味のあるものなんです。この杉玉づくりのノウハウを吉野町の方に、誰かに引き継いでいただいて吉野の地でつくっていただける。そんな行事になればと思って頑張っています。」

- 参加者それぞれが集中して形を整えた杉玉ができあがりました。
