安倍元総理銃撃事件 10月初公判か 地裁が検察・弁護側に提示
2025.05.15 19:21
- 3年前、奈良市で安倍元総理が銃撃された事件で、殺人などの罪で起訴された山上徹也被告44歳に関し、奈良地裁が10月下旬に、初公判を開く案を検察側と弁護側の双方に提示したことが、関係者の話で分かりました。裁判員裁判で、審理される見通しです。

- 山上被告は、検察側が請求した起訴前の精神鑑定で「完全責任能力」があるという結果が出されました。弁護側は、裁判で精神状態は争わないもようで、これまでに被告の生い立ちなどを分析する情状鑑定を請求しましたが、地裁に却下されました。

- 裁判では、情状面の他に手製の銃の殺傷能力などが中心的に、審理される見通しです。
- 2023年10月から裁判官と検察側、弁護側が争点などを絞り込む公判前整理手続きが続いていて、5月27日の第7回手続きで、初公判の日程について協議されるとみられます。