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奈良のニュース
県立民俗博物館 民俗資料収集・保存方針等検討委員会
2025.10.24 20:38

 資料を納めるスペースが足りないなどの課題を抱えた県立民俗博物館をめぐり、資料の収集や保存のあり方を検討する委員会が4回目の会合を開きました。



 県立民俗博物館では、大正から昭和にかけての生活用具など、およそ4万5000点を収蔵していますが、スペースが足りず、資料の約半分は別の施設で保管されています。


 県では、こうした課題を解決するため有識者による委員会を立ち上げ、収集や保存のあり方について議論しています。前回、2025年6月の会合では、収集・保存方針の案や、資料の登録を抹消する「除籍」のマニュアル案について意見が交わされ、24日の会合では意見のすり合わせが進み、方針についてはほぼ9割固まってきたといいます。


 委員長を務める国立民族学博物館の日髙真吾(ひだか・しんご)教授は、「博物館の資料は、私たちが次の世代に〝暮らし〟というものを伝える役割を果たす」としたうえで、一連の議論の意義について次のように述べました。


 国立民族学博物館・日髙真吾教授

「ここの博物館の中での反省とこれからの展望について、そうしたこともにらみながら、方針を決めていくという議論を進めている。ここが一番いいところじゃないのかなと思っています。」


 県では、資料の収集・保存方針を今年度(2025年度)中に策定するとしています。