安倍元総理銃撃事件 第7回公判 母親「徹也が事件を起こしお詫び申し上げます」
2025.11.13 18:31
- 安倍元総理銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告の第7回公判が開かれました。13日は、弁護側の証拠調べと証人尋問が始まり、旧統一教会に入信した母親は事件について「徹也が事件を起こしたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。

- 起訴状で、山上徹也被告(45)は殺人など5つの罪に問われていて、初公判で起訴内容を認めています。山上被告は、母親が多額の献金をした旧統一教会に恨みをもっていたとされていて、裁判では被告の量刑や、銃刀法などの法律上の解釈が争点となっています。
- 13日検察側からは、安倍元総理の昭恵夫人の上申書が読み上げられ「ただ生きていて欲しかった、長生きして欲しかった」と夫を失った悲しみが綴られていました。

- また、弁護側の証拠調べが行われ、山上被告が母親や兄、妹と交わしたメールの内容が読み上げられ、母親が信仰する旧統一教会などの影響で、家計がひっ迫していった様子が示されました。
- その後行われた証人尋問で、山上被告の母親が証言しました。

- 母親ははじめに「次男である徹也が、事件を起こしたことを、心よりお詫び申し上げます」と声を震わせながら謝罪しました。そして、現在も旧統一教会を信仰しているとしました。
- また、1991年に入信してすぐに多額の献金をしたことについて「夫が自殺し、長男の2度の失明と手術で心を痛めていました」と述べました。
- 次回の裁判は18日で、引き続き弁護側の証人尋問が行われ、親族が証言します。