奈良女子大学 聖徳太子の人物像にせまる講演会
2025.09.27 17:44
- 聖徳太子に焦点をあてた講演会が、奈良市の奈良女子大学で開かれました。

- 講演会は、聖徳太子の人物像を深掘りしようと開かれ、約140人が参加しました。
- はじめに、長崎外国語大学の松本 真輔教授が、生涯について書き綴る伝記を紹介。
- 平安時代中頃の伝記には、誕生前から没後までが細かく記されているほか、人間離れしたエピソードが増えてくることなど、時代によって聖徳太子がどのように書かれてきたのかを説明しました。
- また、中世には絵伝の制作が増え、文献よりも重視されていたことが伝えられました。
- このほか、美術史の専門家からは、法隆寺金堂の釈迦三尊像の台座に描かれている、本格的な仏教絵画について説明されるなど、参加者は文学と美術史、その両方から聖徳太子について学んでいました。