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奈良のニュース
能登へ思い届ける托鉢　こぼんさん修行
2025.04.04 18:40

　能登半島地震の被災地に復興への思いを届けようと、寺の子どもらが僧侶とともに近鉄奈良駅前で托鉢を行いました。


　高野山真言宗の寺院による奈良密教青年会では、能登半島地震の被災地の早期復興を願い、毎月、有志の僧侶がこの場所で支援を呼びかける托鉢を行っています。そして、２０２４年１２月に宗派が開いた一周忌の慰霊祭に合わせて、集まった義援金を石川県輪島市に届けましたが、現地の惨状を目の当たりにし、取り組みを続けることにしたといいます。


２０２５年度は、僧侶や関係者の子にも「こぼんさん」として修行に加わってもらい、托鉢で集まった浄財を被災地へ届ける予定です。４日は、１歳半から高校２年までのあわせて１８人が参加し、一緒に般若心経を唱えました。


奈良密教青年会　会長　田中全義さん

「まだまだ復興が進んでいない町並みや被災された方々の思い、気持ちを子どもたちにもしっかりと伝えなきゃ。大人である私たちも、現地に行って気づいたことがたくさんありましたので、ここで集まった浄財を持って現地に届けるというところまでを、ひとつの事業として継続していこうということです。」


奈良の玄関口で行われた心と心を結ぶ取り組み。道行く観光客らは足を止め、募金に協力していました。

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