奈良市 定住促進に向け 市内に住み働く若者の奨学金返還を支援
2025.11.28 19:15
- 奈良市は若者の定住促進を目的に、市内に住みながら働く若者の奨学金の返還を支援すると発表しました。

- 市では、大学卒業を機に市外に転出する若者が多く、定住促進が課題となっています。
- また、市によりますと近年、2人に1人以上が、奨学金を利用していることなどを受け、返還の負担軽減につなげようと、奨学金の返還支援を行うと発表しました。
- 対象は、2025年3月に大学や短期大学などを卒業し、市内に住みながら、市内に本社を置く民間企業で正社員として働く、29歳以下の若者です。

- 補助金額は1カ月あたり3万円までで、期間は最長6年3カ月、または、最大200万円となっています。若者が前の年に返還したのと同じ金額を、市も学生支援機構に支払うことで、奨学金の返還期間が短縮されるということです。

- 奈良市・仲川市長
- 「おそらく全国の自治体の中でも、最大規模の支援になると考えています。1番の課題の20代前半の流出。そして市内の企業の人材確保。これをより一層、確かなものにしていきたい」
- 申請の受付は2026年1月から始まります。