2025年度中に活動方針策定へ 県立美術館めぐり 知事と有識者が意見交換
2025.11.18 19:04
- 奈良県の文化振興について知事と有識者が意見を交わす会議が開かれ、県立美術館の移転や活動方針などについて議論しました。

- 1973年に開館した県立美術館は、絵画や工芸、彫刻など約4100点を所蔵していますが、建物の老朽化が課題となっています。これまでの会議では、県庁の近くにある県立美術館を奈良公園内にある「奈良春日野国際フォーラム甍」に移転する案が出されていて、17日は、現地建て替えと移転した場合を比較して意見が交わされました。

- 委員からは、移転した場合の温度や湿度、床が支えられる重さなど具体的なデータを参考に、美術館の活動方針とあわせて継続して議論を続けることが必要などという意見が上がりました。

- 山下知事は「新しさを大切にし、従来の美術館にない方針を打ち出していけたら」と話し、2025年度中に美術館の活動方針を策定し、2026年度中に場所や建物などのハード面の方針を固めるとしました。