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奈良のニュース
県医師会が記者会見 新型コロナ お盆明けの感染状況を注視
2023.08.17 18:23

県医師会は17日、記者会見を開き、感染者数の増加が続く新型コロナについて、安東範明会長は「お盆明けの動きを注視したい」と述べました。


県医師会 安東範明会長

「(昨日の診療で)10人検査して、全員が何らかの陽性反応が出て、9人が新型コロナで、1人がインフルエンザA型でした。」

安東会長はお盆休み明けの自らの医院の様子をこのように語り、県内の新型コロナは、新規感染者の上昇カーブが鈍ってピークを迎えたとみられるものの、感染第9波の行方は予断を許さず、注視したいと述べました。また、厳しい暑さが続くなか、県内でも死者が出た熱中症については、こまめな水分補給や、外出中にめまいがしたら速やかに涼しい場所に逃げ込むなどの対策を取るよう、改めて注意を促しました。このほか、最低気温が25℃以上の熱帯夜には、虚血性の心疾患や脳梗塞などによる死亡リスクが高まるとした国内の研究事例を紹介し、エアコンをつけずに就寝しがちな高齢者に対して、エアコンを適切に利用するなど、室内の温度管理に気を配るよう呼びかけました。