県橿原文化会館の存続求め署名提出
2025.11.06 19:11
- 県が廃止の方針を示している県橿原文化会館の存続を求めて、有志のグループがのべ42000人あまりの署名を、山下知事あてに提出しました。

- 1982年にオープンした県橿原文化会館について県は、老朽化が進んでいることから、国民スポーツ大会に向けた橿原市でのアリーナの建設に伴い閉館する方針です。代替施設としては、奈良市の県文化会館などの活用を想定しています。
- 6日、音楽関係者らの有志でつくるグループが県庁を訪れ、のべ42000人あまりの署名を山下知事あてに提出しました。
- グループによりますと、県橿原文化会館は生演奏の鑑賞に耐える音響があり、年間50日以上吹奏楽関係で利用されているといいます。また、廃止された場合、中南和に代わりとなるホールが無くなることや、県内のほかのホールの座席数が最多でも1100席にとどまるなどとして、会館の廃止の撤回と存続を求めています。

- 橿原文化会館存続を求める会 会長 福島秀行さん
- 「県中南部の文化環境を考えると、橿原文化会館は絶対必要。1300席という大きなホールも必要。アマチュアの音楽を中心に、広く使いやすい親しみやすいホールとして残していただきたい」
