7月の県内経済情勢報告 12期連続で「持ち直している」
2025.08.11 18:34
- 奈良財務事務所はことし4月から7月までの県内の経済情勢について12期連続で、全体として「持ち直している」と判断しました。

- 奈良財務事務所は、県内経済の情勢を3カ月ごとに判断しまとめています。
- それによりますと「個人消費」については、百貨店やスーパーは、物価上昇による消費者の節約志向の高まりで低調なものの、大阪・関西万博もあって観光客が増加しており観光関連やドラッグストアなどが好調なことから前回に引き続き「緩やかに回復しつつある」としました。
- 一方、「生産活動」については8期連続で「足踏みの状況にある」。「雇用情勢」は、「持ち直しつつある」と前回判断を据え置きました。
- こうしたことから県内の経済情勢全体としては「持ち直している」として2022年10月から12期連続で判断を据え置きました。
- 奈良財務事務所は「今後は、日米で合意したアメリカの関税措置の影響に注視したい。また物価上昇や金融市場の動きなどにも 引き続き注意する必要がある」としています。
