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甘樫丘遺跡群発掘調査 塀の柱穴を確認 7世紀後半の活発な土地利用か
2026.03.18 18:58
飛鳥時代の豪族・蘇我氏の拠点があったとされる明日香村の甘樫丘遺跡群の発掘調査で、塀の隅にあたる遺構が確認されました。
甘樫丘は、乙巳の変で滅んだ蘇我蝦夷・入鹿親子が邸宅を構えた場所とみられていますが、明日香村教育委員会では、飛鳥時代前半の土地利用を明らかにするため、2020年度から甘樫丘遺跡群の発掘調査を行っています。
調査では新たに塀の柱穴が5つ確認され、穴の列は途中で直角に折れ曲がっています。検出された部分の長さは東西7.2m、南北2.1mで、塀の南西隅と考えられます。
また、これまでの発掘調査で、塀の内側には倉庫などで用いられる総柱建物2棟と井戸の跡が確認されていて、井戸から見つかった木の札=木簡を調査した結果、「稲賜奉了(いねたまうたてまつりおわんぬ)」と書かれていたことが新たにわかりました。これにより2つの総柱建物は、コメを保管するための公的な倉庫であった可能性が考えられるとしています。
明日香村教育委員会・長谷川透さんー
「7世紀後半に活発な土地利用が行われた」「甘樫丘というのは飛鳥・藤原地域においては、一つのメルクマール(目印)となるような場所。7世紀後半の活発な土地利用の一端を解明することができた」
なお明日香村教育委員会では、3月20日に調査報告会を開くとしています。
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