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県立美術館 奈良ゆかりの現代作家展 特別展 「安藤榮作―約束の船―」
2025.09.26 18:22
奈良ゆかりの現代作家の作品を展示する特別展が、県立美術館で開かれています。
入口に佇む鳳凰。スケールの大きな木の彫刻です。
天理市在住の彫刻家・安藤榮作さんは、木と対話しながら原木や廃材を手斧で叩く手法で創作活動をしており、大胆さと繊細さを併せ持つ作品を生み出しています。
安藤さんがもともと拠点にしていたのは、福島県いわき市ですが、東日本大震災で自宅やアトリエが被災し、数百点の作品と愛犬を津波で失ったといいます。
安藤さんは自身の思いを絵画にも託していて、幅20mもある大作「Life(ライフ)」は街が津波に飲まれ、原発が被害を受けた様子を描いています。
一方で、隣りでは再生を意味するフェニックスが力強く舞い、希望の象徴ともいえる太陽が掲げられています。その後、奈良県に家族とともに避難し移り住んだ安藤さんは、木に囲まれた風土の中で創作活動を続けてきました。
彫刻家・安藤 榮作さん
「震災を経験したことで、いろんなものを手放したんですよね。作家として有名になろうとか、作品が評価されたらいいなっていうことすらも。こだわりを手放して自由に刻めるようになったというか、それはやっぱり奈良に来たことによって起きていると思いますね」
展示されているのは、安藤さんが奈良に拠点を移したあとのおよそ15年間に製作されたものが中心です。そして、特別展のタイトルにもなっている「約束の船」は、魂を乗せた船が表現されています。
人々が本来与えられた自身の役割や約束ごとを思い出し、心に刻むきっかけになることを願って生み出されたものです。津波のがれきの中から偶然見つかった彫刻も「約束の船」に取り入れられており、安藤さんのこれまでの歩みが反映されたものともいえます。
彫刻家・安藤 榮作さん
「一つの鏡みたいな役割を持って自分にもう一度問いかけるみたいな、そういうようなものだったらいいなと思ってますね。この展示が」
この特別展は、県立美術館が開館以来初めて開催する、地元・奈良在住の現代作家の大規模な個展で、11月16日まで開かれています。
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