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奈良のニュース
帝塚山大学生と幼稚園児が一緒につくる 巨大アート 「みんなのだいぶつさま」制作 奈良
2025.11.21 18:54

 奈良市の帝塚山大学の学生が帝塚山幼稚園の子どもたちと大仏をテーマにした造形活動に取り組みました。


 これは、教員や保育士を目指す教育学部の大学生が、幼稚園児の発想を取り入れながら協力して巨大なアートをつくる取り組みです。学生や園児はこれまでに東大寺の大仏に関する話を聞いたり、実際に見たりして歴史や文化への理解を深め、原寸大の手やらほつなどのパーツを作り上げてきました。


 取り組みを先導するのは、巨大アートの作家としても活動する服部正志准教授です。服部准教授は、学生には「将来、学校現場での授業で生きる寄り添い方や表現の仕方を学んで欲しい」とし、園児に対しては「思っていることや感じたことを楽しく形にする思考を育てたい」としています。


 協力しあってつくる喜びを感じてほしい。そんな思いが込められた巨大アートの制作に園児たちは主体的に動き、体育館の床に描かれた実物とほぼ同じ縦およそ15m、横およそ12mの大仏に色とりどりのパーツで飾りつけていきました。そして、立体感ある白毫(びゃくごう)を置いて完成です。


 みんなでつくった大仏さま。最後は中に入って全員でその景色を味わいました。


園児は―

「(らほつの模様が)ギザギザになったりした。お星さまみたいになっちゃった」

「僕たちがつくったやつがきれい」


教育学部 4年・藤井 優里菜さん

「子どもたち自ら「これやりたい」「あれやりたい」と動いてくれたのがすごく印象的で、保育士になった時に、園児にこういうことを経験させてあげたいなと思いました」


教育学部 准教授・服部 正志さん

「造形活動というのは人を笑顔にすると思っていますので、本当に自由に、奔放に取り組んでくれる、改めて素敵な分野だなと思いました」