談山神社 特別開帳 秘仏「談峰如意輪観音菩薩坐像」
2025.07.17 19:20
- 桜井市にある談山神社の観音堂で、秘仏の「談峰如意輪観音菩薩坐像」が、特別に公開されています。

- 今、公開されている「談峰如意輪観音菩薩坐像」は、談山神社の祭神・藤原鎌足の長男である定恵和尚が、唐から持ち帰ったとされる観音像を鎌倉時代に復元したものです。仏像の右足にある傷は信者の身代わりと言われ足腰の健康などにご利益があるとされています。

- 談山神社は昔、妙楽寺という寺でしたが、明治時代の神仏分離の動きで仏像のほとんどが、処分されたり、他の寺に移されたりしたといいます。
- 談峰如意輪観音菩薩坐像は、談山神社に残る唯一の仏像で普段は非公開となっており、特別公開の時期にはかつての神仏習合の姿を感じることができます。
- 談山神社 大塚智貴権祢宜
- 「この観音様は、定恵和尚がお父様の鎌足公の身を案じて、持って帰ってきたと言われている仏様なので、そのような子が親を心配する気持ちというものを感じていただきながら、境内をお参りいただければ幸いです」

- 特別開帳は、7月31日まで行われています。