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奈良のニュース
天理大学創立百周年記念 漱石・子規・鷗外―文豪たちの自筆展―
2025.10.15 18:47

 明治の文豪たちの自筆原稿などを集めた貴重な展覧会が、天理大学附属天理参考館で開かれています。


 この展覧会は、天理大学の創立100周年などを記念して開かれ、近代文学に大きな影響をもたらした明治時代の作家・夏目漱石、正岡子規、森鷗外の自筆の原稿や資料が並びます。このうち、愛好家らによって大切に受け継がれたものを天理図書館が手に入れたこちらの原稿。


 62枚分が完全な形で揃った「吾輩は猫である」の第十章は、貴重な資料といいます。


 「親譲りの無鉄砲で…」という書き出しが有名な「坊ちゃん」の原稿には、さまざまな推敲の跡や編集担当者による書き入れなどが残っており、物語が世に出る前の息づかいが聞こえてきそうです。


 また、正岡子規が開いた句会の記録ともいえる「子規庵句稿別集」には、漱石が参加して句を詠み、子規が選んだことも記されています。さらに、俳句を通じて2人ともつながりがあった森鷗外の「魔睡」など、初出展の資料もあり、文学ファン必見です。


 同じ時代を生きた3人の文豪の資料が一同に揃った展覧会は、11月17日まで開かれています。