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奈良のニュース
奈良市埋蔵文化財調査センター 「かがみー含水居蔵鏡と銅鏡史ー」
2025.12.16 20:24

 銅鏡の歴史を紐解く特別展が、奈良市埋蔵文化財調査センターで開かれています。


 秋季特別展は、奈良市の銅鏡コレクターが蒐集した138面が市に寄託されたことで銅鏡の重要性や歴史を学んでもらおうと開かれているものです。


コレクションの中で最も古い銅鏡は、中国、殷時代の2枚で完全な円ではなく文様も簡素な造りです。その後の戦国時代の銅鏡には、精緻な文様の上に主たる文様が描かれる丁寧な造りとなっています。


そして後漢の時代には、鏡の需要が高まり元の鏡から複数の鋳型が作られ大量製造されました。唐の時代に作られた海獣葡萄鏡。高松塚古墳から出土した銅鏡と同じ型から作られたものだとされます。


また富雄丸山古墳から出土した斜縁神獣鏡の小さな欠片には、赤の顔料で研磨された痕跡が残っています。銅鏡の歴史が学べる秋季特別展は、12月26日まで開かれています。