年に1度 宝庫を開く 正倉院 開封の儀
2025.10.02 18:51
- 聖武天皇ゆかりの宝物などを収めた正倉院では2日、1年に1度だけ宝庫の扉を開ける開封の儀が行われました。

- 2日は、天皇の使いである勅使の松永賢誕侍従をはじめ、東大寺の橋村公英別当や職員ら15人が手や口を水で清めたあと1列で中に入り、6つある部屋の勅封を解いて宝庫の扉を開けました。
- 正倉院では、聖武天皇のゆかりの宝物などおよそ9000点が、鉄筋コンクリート造りの2つの宝庫に収められており、このうち西宝庫の扉を開ける「開封の儀」は、毎年秋に行われています。

- 正倉院では、扉が閉められる「閉封の儀」までの2カ月間、宝物の状態確認や調査、防虫剤の入れ替えなどを行うということです。
- なお、10月25日から奈良国立博物館で開かれる「正倉院展」では、宝物の一部が公開されます。
