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奈良のニュース
未知の大型前方後円墳跡の埴輪など 春季発掘調査速報展
2025.03.13 18:34

 平城京の建設に伴って、破壊されたとみられる大型の前方後円墳跡の遺物をはじめとする、奈良市教育委員会の発掘調査の成果を紹介する速報展が、開かれています。


 このひれがついた形の埴輪は、奈良市の佐紀古墳群で見つかった巨大な溝から出土したものです。


 そして、これまで周辺で行われた調査や航空レーダ調査の成果とあわせ、これまで知られていなかった全長およそ200メートルの、大型の前方後円墳跡を発見する手掛かりになりました。平城京の建設に伴って、破壊されたとみられています。

 また、40回に及ぶ発掘調査が行われた平城京東市跡推定地には、当時官営の市場があったとみられており、「鯛」と書かれていたり、塩を作って運ぶための土器などからは、各地からもたらされた物産の様子が伺えます。


 土地区画整理事業に伴い調査された、平城京跡左京五条四坊七坪からは、大型の井戸の木枠が見つかりました。厚さ12センチの板を円形に組み合わせる構造は、類をみないといいます。


 また、珍しいトイレ関連の遺構も発見され、排せつの後に使った棒状の木片や、植物の種などが数多く見つかり、平城京に住む人々の生活を垣間見ることができます。


 この速報展は、3月31日まで奈良市埋蔵文化財調査センターで開かれています。