天川村 洞川温泉 源泉配管の高断熱化で省エネ・二酸化炭素 削減へ
2025.06.05 18:53
- 天川村の洞川温泉で、旅館などに源泉の湯を引き込む配管の高断熱化工事が完了し、式典が開かれました。
- 5日は、関係者などが集まり、修験者が通う温泉街らしく、まず落慶法要で工事の完了を祝いました。
- 洞川温泉は、源泉の温度が31度程と低めで、冬場パイプを通して、旅館などに供給される時には、1度台まで下がるところもあるといいます。そこで、パイプを高断熱化して湯の温度を保ったまま供給しようと整備が行われ、総延長2200メートルあまりのうち、未整備だった各旅館を結ぶ1200メートルあまりの工事が、このほど完了しました。
- これにより、洞川温泉全体では1年間で燃料の消費が、およそ9万リットル削減でき、二酸化炭素の排出量は、およそ23万トン減らせるということです。
- 式典であいさつした車谷村長は「細いパイプだが、洞川観光のまさに心臓部だ」と、期待を込めました。
- 源泉利用協同組合 組合長 花谷芳春さん
- 「温かいお湯がくるということで、かなりの燃料消費量の差になるんですね。かなり助かることは間違いないです」