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奈良のニュース
宇陀市の新こども園めぐり　地元住民の２つ目の請願　市議会が採択
2025.06.24 18:56

　宇陀市が進める新しいこども園の建設をめぐり、市に対し「誠実な対処を求める」などとする地元住民の請願が２４日の宇陀市議会本会議で採択されました。


　宇陀市は２０２６年４月の開園を目指して、新しいこども園とこども家庭センターを集約した施設を建設しています。これをめぐり地元住民は２０２５年２月、市の住民への説明が不十分なうえ、土地の造成によるかさ上げで周辺の住宅地への浸水リスクが高まるなどとして、計画と設計の見直しを求める請願書を市議会に提出。請願は３月定例会で採択されました。


　宇陀市は浸水対策として排水管の見直しや住宅地側に水が流れ込まないように防水壁の設置などを検討すると説明しています。しかし地元住民は、「採択された請願に基づく措置が取られていない」として、市議会の６月定例会に「市に誠実な対処などを求める請願書」を新たに提出しました。


　２４日の本会議では各委員会からの報告が行われ、地元住民の新たな請願が福祉文教委員会で採択されたことが報告されました。そして議員が賛成、反対それぞれの立場で意見を述べた後、採決が行われ、請願は賛成６、反対５の賛成多数で採択されました。なお、請願に法的な拘束力はありません。採択を受けて、金剛市長は…。

　宇陀市　金剛市長

「これまでもできることについてはしっかりと取り組んできたつもりですが、説明や協議はこれからも続けていくつもりです。できることについては真摯に対応してまいりたいと考えています。」


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